就学奨励費 支給業務に従事する事務担当者の、児童・世帯情報の管理、各種計算、書類作成を支援するシステムです。
導入される自治体の統合宛名システムに接続し、マイナンバー経由で世帯構成員の税情報を取得し、就学奨励費システムに反映させることができます。
就学奨励費の支給を受ける児童生徒の保護者等の支弁区分は、その世帯に関する様々なデータをもとに計算され、判定されます。
就学奨励費システムでは児童生徒が所属する世帯の基礎情報(住所、世帯構成員それぞれの生年月日、前年の所得額や保険料控除の額など)の入力によって、自動的に必要な計算を行い、その世帯の支弁区分を算出します。
世帯の住所から地区区分や級地区分を調べたり、世帯構成員それぞれの年齢を計算して生活保護基準第一類の額を調べたり...といった作業は必要ありません。
算出した結果は「収入額・需要額調書」や「支弁区分決定一覧表」として出力することができます。
就学奨励費システムは児童生徒(の保護者等)がその就学のために使用した経費の明細データ(経費使用日時、費目、件名、使用額など)をもとに、支給額を自動的に算出します。
使用した経費額を就学奨励費ソシステムに入力しさえすれば支給額を求めてくれますが、そのために入力すべき経費明細データ件数はとても多くなります。
就学奨励費システムはユーザーの経費入力を軽減するための支援機能を提供します。
支給額は『対象児童生徒が就学にあたって使った経費額(の合計)』に支給割合を乗ずることで求められます。
というとシンプルに見えますが、「経費の費目によって年間通算での支給額に上限がある」「児童生徒の学年・障害の状況によって支給できない費目がある」「通算の支給回数によって支給割合が異なる」など、 注意を払う必要が多く、支給割合の特定は多くの事務担当者にとって悩みの種でした。
就学奨励費システムは煩わしい支給額計算を一手に引き受け、『経費入力が終われば支給明細書を出力できる』迅速な事務を実現します。
就学奨励費システムによって算出された支弁区分・支給額をもとに、「収入額・需要額調書」や保護者等に発行する「支給明細書」、教育委員会事務局に提出する「負担金等実績報告書」等を出力・印刷することができます。
帳票は「印刷プレビュー」あるいはExcelファイルとして出力されます。「印刷プレビュー」として出力される帳票はPDFファイルやExcelファイルに変換して保存することができます。
公式サイトをリニューアルしました。オンラインマニュアルの更新作業を行っています。