児童生徒の状況履歴の編集後に、児童生徒の現在の状況が更新されない

Ver. 1.6.0.2において、児童生徒の状況履歴を変更した後、就学奨励費システムが現在の状況を把握して児童生徒の詳細画面に反映する処理が正しく動作していない状況が見つかりました。

【不具合の状況】
説明のために以下、例示します。
 

 支弁区分の決定により「支弁区分2」となった児童生徒について、年度途中に経済的状況の変更によって支弁区分が変わったケースを考えます。
この時、児童生徒の「状況履歴」に支弁区分の変更日を「更新日」(上図の例では「2022年7月10日」)として、変更後の支弁区分(上図の例では「支弁区分1」) を指定する状況履歴レコードを(図中Bの「新規」ボタンをクリックして) 新規作成します。

図中Aには、就学奨励費システムが判定した『現在の』支弁区分が表示されます。
それゆえ、支弁区分の変更日を「更新日」とした状況履歴レコードを登録した時点ですでに更新日(「2022年7月10日」)が経過している場合、
この状況履歴レコードを反映して図中Aの支弁区分の表記は「支弁区分1」と表示されるべきですが、これが反映されないままである状況が確認されました。

【原因と状況の詳細】
調査の結果、プログラムの不備によって「状況履歴」タブから状況履歴レコードを直接新規作成したり編集した場合に限り、その直後に『児童生徒の現在の状況を必要に応じて更新する処理』が実行されない状況にあることがわかりました。

【当面の対策】
Ver. 1.6.0.2では「状況履歴」タブから状況履歴レコードを直接新規作成したり編集した直後に『児童生徒の現在の状況を必要に応じて更新する処理』が実行されない状況にあるものの、
1日に一回、その日の初回のログインのタイミングで当該のユーザーの学校の児童生徒を対象に、この処理が実行されるようになっています。

お急ぎのところ申し訳ありませんが、状況履歴レコードを作成した翌日以降に、再度 就学奨励費システムにログインして図中A(または黄色の部分)が正しく更新されていることを確認していただきますよう、お願いいたします。

本件につきましては、次回の更新プログラムで修正を施します。

ご参考) 
本件の不具合発見のきっかけとなったお問い合わせ『年度途中に支弁区分が変更となった児童生徒の編集』
syusys.p-space.jp/index.php/forum/reply-required/172

この不具合につきましては、就学奨励費システム Ver.1.6.1.0 において修正しましたのでお知らせいたします。