支給額が正しくない

支給額が正しくない場合の確認すべき点をピックアップします。

確認するポイント

経費明細

経費明細の「経費使用日時」が正しいことを確認してください。

就学奨励費システムは「経費使用日時」をもとに、その経費明細がどの支給回で支給されるかを判定します。

経費明細の一覧では「経費使用日時」(下図A)と、その日時を支給対象期間に含む支給回の「支給日」(下図B)を確認できます。

支給額計算書

補助簿「支給額計算書(児童生徒別)」、「支給額計算書(費目別)」には経費明細の内容と支給額が併せて記載されますので、経費明細の入力ミスや重複入力がないかを確認してください。

支給額が正しくない状況が特定の児童生徒について生じている場合は、その児童生徒について補助簿「支給額計算書」を確認してください。

補助簿「支給額計算書(児童生徒別)」は、Excelファイルとして出力される支給額計算書です。
児童生徒ごとに1シートが作成されます。

補助簿「支給額計算書(費目別)」は、Excelファイルとして出力される支給額計算書です。
経費項目別に1シートが作成されます。

児童生徒 「状況履歴」タブの確認

児童生徒の「状況履歴」タブを確認してください。

支給額の計算にあたって、就学奨励費システムは児童生徒がその当時どのような状況にあったかを基に計算を行います。
「状況履歴」タブに正しくない状況履歴(変更日が間違っている、支弁区分が間違っている)があれば、就学奨励費システムは正しく支給額を計算できません。

児童生徒 「支給履歴」タブの確認

児童生徒の「支給履歴」タブを確認してください。

「支給履歴」タブは支給額計算の過程(支給額の月額計算)を確認する為のタブで、一般に編集する必要はありません。

しかし就学奨励費システムの不具合などによって支給額が正しく計算できず、支給額を直接増減させる必要が生じたときのために備えて、支給履歴の行には負担金、補助金それぞれを増やしたり減らしたりすることができる入力欄があります。

下図の点線内になんらかの金額が入力されている場合はその額だけ支給額が増やされます(マイナスの値が入っている場合は差し引かれます。)

児童生徒「管理外学校支給額」タブの確認

支給額が正しくない児童生徒が今年度中に就学奨励費システムの管理外の学校で就学奨励費の支給を受けている(＝今年度中に転入してきた)場合、ここにその支給額を登録します。
「管理外学校支給額」タブに登録された支給額の情報のうち、支給限度額が設定された経費項目に対する支給額があれば、その額は支給限度額の超過判定に反映されます。

経費項目設定の確認

『支給明細書にのみ支給額0として表示される』場合は、その経費項目について「現物支給」となっている可能性があります。

画面左側のナビゲーションから「動作設定」ナビゲーショングループを開き「経費項目設定」を展開して＜学校名＞をクリックしてください。

「経費項目設定」一覧の「支給方法」列が「現物支給」となっている経費項目についての支給額は、支給明細書および口座振込管理表では「0」として扱われます。

誤って「現物支給」となっている場合は、その行をクリックして修正してください。

同様に『負担金等状況報告書の額が正しくない』場合にも、「経費項目設定」の支出見込額を確認してください。

転出・転入した児童生徒の存在

すでに転出した児童生徒の支給関連帳票を、帳票出力ボタン( )から出力することはできません。

支給関連帳票の支給額の合計が合わない(実際に支給した額よりも少ない)場合は転出した児童生徒への支給額を確認してください。

また今年度中に『就学奨励費システムが管理する他学校』から転入した児童生徒がいた場合、その児童生徒の「転出日までの」経費計上は転出元の学校で支給するものとして計算されます。

個人別支給台帳には転出元での支給額も掲載されるので、個人別支給台帳の支給額を単純に合計すると実際に支給した額よりも多くなります。

不具合症状の特定

以上の点を確認していただいたうえでやはり支給額の計算が正しくない場合には、就学奨励費システムの不具合の可能性があります。
お手数をおかけしますがサポートフォーラムからご連絡ください。

参照

• サポート