マイナンバー連携

マイナンバー連携

就学奨励費システムのマイナンバー連携は都道府県で準備される統合宛名システムを経由して行われます。

以下に統合宛名システムとの間で行われる就学奨励費システムとのマイナンバー連携の進み方(概要)を説明します。

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このページの説明は実稼働している統合宛名システムとの連携の手順に基づいています。
都道府県が導入する統合宛名システムの仕様によってはここに説明する内容と異なる可能性があります。
またこのページに用いる語句は統合宛名システムによって異なります。

マイナンバー連携を実施できるユーザー

マイナンバーシステムを経由して税情報などを取得するためには、その操作を行う担当者が就学奨励費業務のためのマイナンバー連携が許可されている職員としてあらかじめ統合宛名システムに登録されていることが必要です。

統合宛名システムに登録されている職員には統合宛名システムから職員番号が発行されます。その職員番号(「統合宛名システム職員番号」)とその職員が登録されている組織の「組織番号」を、その職員の就学奨励費システム上のユーザー情報にセットする必要があります。
(就学奨励費システムはマイナンバー連携の際に「統合宛名システム職員番号」と「組織番号」を付加して統合宛名システムに送信します。)
マイナンバー連携を実施できるユーザー

都道府県や都道府県教育委員会の方針、あるいは統合宛名システムなどの都合などによって、各学校の支給事務処理担当者(=学校ユーザー)が統合宛名システムにユーザー登録されるケースと、ユーザー登録されないケースがあります。

各学校の支給事務処理担当者が統合宛名システムに登録されていない場合、統合宛名システムに登録されている職員(一般には 事務局ユーザー)が各学校の世帯構成員の税情報等についてマイナンバー連携操作を行う必要があります。

各学校の支給事務処理担当者が統合宛名システムに登録されない場合、 事務局ユーザーの操作によって「動作設定」「マイナンバー設定」の「 学校ユーザーに情報連携操作を許可」のチェックを外してください。

マイナンバー連携の流れ

各学校の支給事務処理担当者が統合宛名システムに登録されていて、学校の担当者が自学校の世帯構成員の税情報をマイナンバー経由で取得する場合は以下のような流れになります。
マイナンバー連携を実施できるユーザー

マイナンバー連携に関する操作は、画面左側「マイナンバー」ナビゲーショングループから児童生徒の所属(学校、学部、学年、組など)を選んで表示される世帯構成員の一覧(税情報照会画面)から行います。
税情報照会

宛名情報の入力

各学校の支給事務処理担当者は、マイナンバー連携によって税情報を取得する世帯構成員について、 基本4情報や課税住所などを入力します。
税情報照会登録

宛名登録

⚠️
事務局ユーザーがマイナンバー連携操作を行う運用の場合には、事務局ユーザーが以降の操作を行います。

マイナンバー連携によって税情報を取得する世帯構成員を統合宛名システムへ登録します。
宛名登録

ℹ️
「宛名登録」は1個人(番号)につき一度行えばよく、昨年度に宛名登録を行った世帯構成員については今年度宛名登録を行う必要はありません。

税情報照会画面の「個人番号」列にチェックが入っており、かつ「宛名登録状況」列が「未登録」となっている世帯構成員を一覧から選んで、「宛名登録(更新)」ボタンをクリックします。
宛名登録操作

ℹ️
マイナンバー連携操作を行ったとき、その操作を実行できる状態にない世帯構成員が処理対象として選択されていた場合、就学奨励費システムはその世帯構成員についてその操作を行いません(無視します)。

この操作によって就学奨励費システムは統合宛名システムに対して世帯構成員の利用登録を依頼します。統合宛名システムはその個人の符号の生成をマイナンバーシステムに依頼します。

統合宛名システムにおいて宛名登録が正しく行われたかどうかを知るためには、就学奨励費システムから統合宛名システムに対して結果を照会する依頼を送る必要があります。

「すべて受信」ボタンをクリックすると、就学奨励費システムは宛名登録の結果を照会する依頼を統合宛名システムに送ります。

統合宛名システムから登録完了の旨を受信すると、就学奨励費システムは「宛名登録状況」列を「登録済」に変更します。
統合宛名システムからエラーメッセージが送られてきた場合は、就学奨励費システムは「宛名登録状況」列を「未登録」に変更します。

税情報照会登録

宛名登録されている世帯構成員について、税情報の照会要求を(統合宛名システムを経由して)納税地の自治体に宛てて送信します。
税情報照会登録

税情報照会 一覧の「宛名登録状況」列が「登録済」となっており、かつ「照会内容登録」が「未送信」となっている世帯構成員を一覧から選んで、「税情報 照会登録」ボタンをクリックします。
税情報照会登録操作

この操作によって就学奨励費システムは世帯構成員の「課税住所」から納税地の自治体を特定し、その機関コードを添えて統合宛名システムに税情報の照会登録依頼を送ります。

税情報照会内容登録が正しく行われたかどうかを知るためには、就学奨励費システムから統合宛名システムに対してその結果を照会する依頼を送る必要があります。

「すべて受信」ボタンをクリックすると就学奨励費システムは税情報照会登録の結果を照会する依頼を統合宛名システムに送ります。
統合宛名システムから登録完了の旨を受信すると、就学奨励費システムは「照会内容登録」列を「正常終了」に変更します。
統合宛名システムからエラーメッセージが送られてきた場合はこれを記録し、「照会内容登録」列を「エラー終了」に変更します。

「エラー終了」となった場合にはその世帯構成員の「マイナンバー連携履歴」の一番上にある(=日時が最も新しい)履歴の行をクリックし、メッセージの内容を確認してください。(メッセージの内容を添えて統合宛名システムの管理部署に相談してください)

「エラー終了」となった原因を取り除いたのちに、もう一度「税情報照会登録」を行ってください。

税情報結果取得

税情報照会登録によって行った納税地の自治体の税情報照会要求について、税情報の提供を受け取るための依頼を統合宛名システムに宛てて送信します。
税情報照会登録

税情報照会 一覧の「照会内容登録」列が「正常終了」となっており、かつ「照会結果取得」が「未送信」となっている世帯構成員を一覧から選んで、「税情報 取得」ボタンをクリックします。 税情報取得操作

税情報結果取得の結果を受け取る為には、就学奨励費システムから統合宛名システムに対して結果を照会する依頼を送る必要があります。

「すべて受信」ボタンをクリックすると就学奨励費システムから税情報結果取得を依頼した結果を受け取るための依頼を統合宛名システムに送ります。
税情報の結果が届いていれば、統合宛名システムから就学奨励費システムに税情報照会結果が届きます。

正しく税情報を取得できれば、就学奨励費システムは受け取った内容を世帯構成員情報に反映し「照会結果取得」列を「正常終了」に変更します。
統合宛名システムからエラーメッセージが送られてきた場合はこれを記録し、「照会結果取得」列を「エラー終了」に変更します。

「エラー終了」となった場合にはその世帯構成員の「マイナンバー連携履歴」の一番上にある(=日時が最も新しい)履歴の行をクリックし、メッセージの内容を確認してください。(メッセージの内容を添えて統合宛名システムの管理部署に相談してください)

「エラー終了」となった原因を取り除いたのちに、もう一度「税情報結果取得」を行ってください。

ℹ️
「すべて受信」ボタンのクリックにあたり、「すべて受信」する世帯構成員をあらかじめ選択する必要はありません。
「すべて受信」ボタンをクリックすると(マイナンバー連携操作の種類によらず)統合宛名システムからの通知を待っている世帯構成員すべてについて受信処理を行います。

学校担当者がマイナンバー連携操作をしない場合

学校担当者がマイナンバー連携操作をしない(「統合宛名システムへ登録されない」などの理由で連携操作ができない)場合には、上記の各種連携操作をマイナンバー連携ができるユーザー(一般には 事務局ユーザー)に依頼する必要があります。

その場合、どのタイミングで連携を行うかについて事前の調整が必要になります。

  • 事務局ユーザーが世帯構成員の宛名情報の入力期限を指定し、期限後に事務局ユーザーがマイナンバー連携操作を行う
  • 学校ユーザーが世帯構成員の宛名情報の入力を完了したことを事務局ユーザーに連絡し、事務局ユーザーがマイナンバー連携操作を行う

などの方法が考えられます。

詳しくは事務局ユーザーの指示に従ってください。

参照