システム構成
P-SPACE 就学奨励費システム
「P-SPACE 就学奨励費システム」はP-SPACEによって企画・開発された、特別支援教育就学奨励費の支給に関する事務を支援するプログラム群です。
ASP.NETの上で動作するように実装されており、 IISをWebサーバーとする一般的なイントラネット環境に導入して活用されることを想定しています。
想定するシステム構成
「P-SPACE 就学奨励費システム」が想定するシステムの構成例を以下に示します。
「P-SPACE 就学奨励費システム」はマイナンバー連携によって児童生徒の 世帯構成員の税情報等を取得することができます(マイナンバー連携機能)。
「P-SPACE 就学奨励費システム」のマイナンバー連携機能を活用する場合には、「P-SPACE 就学奨励費システム」を稼働するサーバー(業務サーバー)は就学奨励費システムは各都道府県が設置する 統合宛名システムと連携するために、マイナンバー利用領域と呼ばれるネットワークに配置されます。
「P-SPACE 就学奨励費システム」に入力されたデータや統合宛名システムから取得した税情報などは、業務サーバーに併設(あるいは内蔵)されるデータベースサーバーに格納されます。
学校の支給事務担当者や都道府県教育委員会の担当者は担当者端末上でWebブラウザを起動し、 閉域回線網を経由して業務システムにアクセスして「P-SPACE 就学奨励費システム」を活用します。
動作要件
業務サーバー
Microsoft Windows Server 2016、あるいはそれ以降のバージョンのWindows Server
設定 | |
---|---|
IIS | 「ASP.NET 4.x」を有効にし、ASP.NET Web アプリケーションが動作するように設定する。.NET 信頼レベルは「Full」とする。 |
データ格納用フォルダ | 「P-SPACE 就学奨励費システム」が生成した帳票データや各種設定を格納するためのフォルダを準備し、「P-SPACE 就学奨励費システム」による書き込み、読み込み、削除ができるよう権限をセットする。 |
データベースサーバー
Microsoft SQL Server 2016 あるいはそれ以降のバージョンのMicrosoft SQL Server
「P-SPACE 就学奨励費システム」用のデータベースを1つ作成し、これに接続するためのアカウントを作成する。このアカウントには「P-SPACE 就学奨励費システム」がそのデータベースに対してテーブルの作成や変更、削除、復元ができるロールを付与する。
「P-SPACE 就学奨励費システム」 管理ツールを用いてデータベースを復元する予定がある場合、データベースファイルの格納先フォルダについて管理ツールがデータベースファイルを書き戻すためのファイルアクセス権限(書き込み、読み込み、削除)をセットする。
通信
- 業務サーバーと担当者端末の間にファイアウォールを設置する場合はHTTP通信を許可する。
- 業務サーバーと統合宛名システムの間で情報連携に用いるプロトコル(FTP, SFTPなど)の通信を許可する。
- データベースサーバーを業務サーバーとは別のコンピュータで運用する場合、データベースサーバーとの通信に必要なプロトコル(とポート番号)への通信を許可する。
担当者端末
Webブラウザーをとおして就学奨励費システムにログインし、操作します。担当者端末には最新のWebブラウザーを準備してください。
- 最新Webブラウザー(以下のうちいずれか)
Microsoft Edge / Mozilla Firefox / Google Chrome / Opera / Apple Safari
JavaScriptを有効にしてください。